男性の泌尿器科
男性の泌尿器科

泌尿器科は、腎臓・尿管・膀胱・尿道といった尿の通り道(尿路)と、男性においては前立腺・精巣・陰茎などの生殖器に関する疾患を専門的に診療する科です。泌尿器のトラブルは日常生活に直結するため、症状が出た際には早めに専門医へご相談されることをお勧めします。
男性の泌尿器疾患は、「なんとなく恥ずかしい」「年齢のせいだから仕方ない」と感じて受診をためらってしまう方が少なくありません。しかし、排尿のトラブルや性機能の変化は、放置することで症状が悪化したり、背景に重篤な疾患が潜んでいる場合もあります。早期に適切な検査・治療を受けることで、症状が大きく改善するケースが多くあります。気になる症状があれば、ひとりで抱え込まず、まずは専門医にご相談ください。
当院では泌尿器科専門医が、患者さんの症状や生活背景をていねいに伺いながら診察を行っています。「受診すべきか迷っている」「どの科に行けばよいかわからない」という段階からでも、どうぞお気軽にお越しください。予約なしでも受診いただけますので、仕事帰りや急な症状の際にもご利用いただけます。
男性の泌尿器科では、排尿に関するお悩みから、前立腺疾患・腎尿路結石・性感染症・ED(勃起不全)・男性更年期障害(LOH症候群)まで、幅広い疾患に対応しています。また、泌尿器のがんについても、早期発見・早期治療を目指した検査を行っております。定期的な健診やPSA検査など、予防・早期発見の観点からもご活用ください。
以下のような症状やお悩みに心当たりのある方は、ぜひ一度ご受診ください。「大したことないかも」と思っていても、早めの受診が重要なサインを見逃さないことにつながります。
上記以外のお悩みでも、泌尿器・男性生殖器に関することであればお気軽にご相談ください。「こんなことを相談してもいいのかな」と思うような内容でも、専門医が丁寧にお話を伺います。
前立腺は膀胱の下に位置する男性特有の臓器で、精液の一部を産生する役割を持っています。加齢とともにさまざまな疾患が生じやすくなります。
前立腺肥大症は、前立腺が加齢とともに大きくなることで尿道を圧迫し、尿が出にくい・尿の勢いが弱い・残尿感・頻尿・夜間頻尿などの排尿症状を引き起こす疾患です。50歳以降の男性に多く見られ、年齢とともに有病率が上がります。内服薬による治療が中心ですが、症状が重い場合には手術が検討されることもあります。
前立腺炎には細菌性と非細菌性があり、排尿痛・頻尿・下腹部痛・会陰部の不快感・発熱などの症状が現れます。急性の場合は抗生物質による治療が必要です。慢性前立腺炎は症状が長期化することもあるため、早めの受診と適切な治療継続が大切です。
前立腺がんは、日本人男性に最も多いがんのひとつで、特に50歳以上の方に多く見られます。初期はほとんど自覚症状がないため、血液検査によるPSA(前立腺特異抗原)値の測定による早期発見が重要です。PSA値が高い場合は、精密検査(MRI、生検など)が必要になることがあります。定期的なPSA検査をぜひご活用ください。
腎臓は血液をろ過して尿をつくる臓器で、尿管は腎臓から膀胱へ尿を運ぶ管です。これらに生じる代表的な疾患が尿路結石(腎結石・尿管結石)です。
尿路結石は、尿中のカルシウムや尿酸などの成分が結晶化して石となり、腎臓や尿管に詰まることで激しい側腹部・腰部の痛みや血尿を引き起こします。男性は女性に比べて発症率が2〜3倍高く、再発しやすいことも特徴です。水分摂取量を増やすことや食生活の改善が予防に有効です。治療は結石の大きさや位置に応じて、自然排石を待つ方法や体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、内視鏡手術などが選択されます。
腎臓がん(腎細胞がん)は初期症状が乏しく、健診や他の疾患の検査中に偶然発見されることが多い疾患です。進行すると、血尿・腰部の痛み・腹部のしこりなどの症状が現れることもあります。定期的な超音波検査や健診での早期発見が重要です。
膀胱は尿を一時的に溜める臓器で、感染症や腫瘍などのさまざまな疾患が起こります。
膀胱炎は主に細菌が膀胱内で繁殖することで生じる感染症で、頻尿・排尿痛・残尿感・尿の濁りなどの症状が特徴です。女性に多い疾患ですが、男性でも前立腺肥大症や尿道狭窄などの基礎疾患がある場合に発症しやすくなります。抗菌薬による治療が基本です。
膀胱がんは血尿(特に痛みのない血尿)を主な症状とすることが多く、喫煙が最大のリスク因子とされています。血尿が見られた際には速やかに受診することが大切です。超音波検査や膀胱鏡検査などで診断を行います。
陰茎・陰嚢には多様な疾患が生じることがあります。腫れ・しこり・痛みなど、気になる症状がある場合は早めにご相談ください。
精巣(睾丸)のしこりや腫れは精巣がんのサインである可能性があります。精巣がんは20〜40代の比較的若い男性に多く見られるがんで、早期発見・早期治療により高い治癒率が期待できます。自己検診を習慣にすることも大切です。
精巣上体炎は精巣の後ろ側にある精巣上体に炎症が起きる疾患で、陰嚢の腫れや痛み・発熱などが見られます。精索静脈瘤は陰嚢内の静脈が瘤状に拡張した状態で、不妊の原因となることもあります。陰茎がんは比較的まれな疾患ですが、包茎のある方や衛生状態が悪い場合にリスクが高まるとされています。デリケートな部位のため受診をためらう方も多いですが、専門医が丁寧に対応しますのでご安心ください。
性感染症(STI:Sexually Transmitted Infections)は、性的接触によって感染する疾患の総称です。近年、梅毒をはじめとする性感染症の感染者数が増加傾向にあり、幅広い年代での注意が必要です。
当院では、クラミジア・淋病(淋菌感染症)・梅毒などの検査・治療を行っています。性感染症は症状がない場合でも感染していることがあり、知らないうちにパートナーへ感染させてしまうリスクもあります。気になる症状がある場合はもちろん、「念のため調べたい」という場合もお気軽にご相談ください。
また、性感染症の中には治療せずに放置すると不妊の原因になるものや、他の重篤な疾患のリスクを高めるものもあります。早期の検査・治療がご自身とパートナーの健康を守ることにつながります。
ED(勃起不全)とは、満足のいく性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が続くことをいいます。加齢・生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症など)・ストレス・喫煙・飲酒などが原因となることが多く、内服薬(PDE5阻害薬)などによる治療で改善が期待できます。EDは動脈硬化や心血管疾患のサインである場合もあるため、症状がある場合は早めの受診をお勧めします。
男性更年期障害(LOH症候群:加齢男性性腺機能低下症候群)は、加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の低下によって、気力・体力の低下・気分の落ち込み・イライラ・性欲低下・勃起障害・不眠・発汗などさまざまな症状が現れる状態です。更年期障害は女性だけのものではなく、男性にも起こります。血液検査でテストステロン値を測定し、診断・治療方針を決定します。症状が気になる方は、ひとりで抱え込まずにご相談ください。
「脱腸」とも呼ばれる外科の病気です。
鼠径ヘルニアとは、お腹の中の腸や脂肪の一部が、足の付け根(鼠径部)にある筋肉のすき間から飛び出してしまう病気です。一般には「脱腸(だっちょう)」とも呼ばれ、特に男性に多く見られます。加齢や筋力の低下、重いものを持つ習慣、慢性的な咳や便秘などが原因となり、腹圧がかかることで発症しやすくなります。下半身の症状のため泌尿器科に相談される患者さんも多くいますが、痛みをともなう場合などは外科による手術となります。
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