腎結石とは、腎臓の中にできる「石(結石)」のことをいいます。
尿の中に含まれるカルシウムや尿酸などの成分が結晶化し、少しずつ固まって石のようになることで発生します。
結石が腎臓にとどまっている間は無症状のこともありますが、尿の通り道(尿管)に移動すると、激しい痛みや血尿などの症状が現れることがあります。
腎臓・尿管・膀胱の病気
腎臓・尿管・膀胱の病気

腎結石とは、腎臓の中にできる「石(結石)」のことをいいます。
尿の中に含まれるカルシウムや尿酸などの成分が結晶化し、少しずつ固まって石のようになることで発生します。
結石が腎臓にとどまっている間は無症状のこともありますが、尿の通り道(尿管)に移動すると、激しい痛みや血尿などの症状が現れることがあります。
痛みは突然始まり、波のように強くなったり弱くなったりするのが特徴です。腎結石は、突然の激しい痛みで救急受診されることも多い病気です。当院では、迅速な診断と痛みのコントロール、再発予防まで丁寧に対応しています。
「なんとなく腰が痛い」「血尿が出た」「結石を繰り返している」など、気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
腎腫瘍は、腎臓にできる「できもの(腫瘍)」のことを指します。腎臓は、体内の老廃物を尿として排出する大切な臓器で、背中側の腰のあたりに左右1つずつあります。腎腫瘍には良性と悪性(がん)がありますが、初期には自覚症状がほとんどないことが多く、健康診断や画像検査(エコーやCTなど)で偶然見つかるケースが増えています。
腎臓がんが進行すると、血尿、腰や背中の痛み、腹部のしこり、発熱や体重減少をおこしたりします。腎腫瘍が疑われる場合、画像検査を行い、腫瘍の大きさや性質を詳しく調べます。患者さん一人ひとりに合った治療方針を一緒に考えていきますので、ご安心ください。
腎嚢胞とは、腎臓の中や表面にできる「液体の袋(嚢胞)」のことをいいます。多くの場合は良性で、特に中高年の方に多く見られるごく一般的な変化です。ほとんどの腎嚢胞は「単純性嚢胞」と呼ばれるもので、がん化することは極まれです。自覚症状もなく、健康診断や人間ドックのエコーやCT検査で偶然見つかることが多いです。
ただし、まれに嚢胞の形や内部の構造によっては、がんとの区別が必要になることがあります。腎嚢胞は多くの場合、心配のいらない良性の変化です。とはいえ、画像の見え方によっては注意が必要なケースもあります。当院では、丁寧な画像診断とわかりやすい説明を心がけています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

腎臓がんは、腎臓にできる悪性腫瘍のひとつで、特に「腎細胞がん」と呼ばれるタイプが最も多く見られます。
腎臓は、血液をろ過して尿を作る大切な臓器で、体の左右にひとつずつあります。初期にはほとんど症状が出ないことが多く、健康診断や人間ドックで行われるエコーやCT検査で偶然見つかるケースが増えています。
進行すると、血尿、腰や背中の痛み、お腹のしこり、発熱や体重減少、倦怠感などの症状が現れることがあります。腎臓がんは、早期に発見されれば治療の選択肢も多く、良好な経過が期待できます。(図1)
健康診断で異常を指摘された方や、気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

腎盂尿管がん(じんうにょうかんがん)は、腎臓の中で尿が集まる「腎盂(じんう)」や、腎臓から膀胱へ尿を運ぶ「尿管」にできるがんです。尿の通り道にできるため、血尿などの症状で見つかることが多い病気です。
このがんは、膀胱がんと同じ「尿路上皮がん」というタイプが多く、両者は似た性質を持っています。そのため、腎盂尿管がんと診断された場合は、膀胱にもがんがないかを調べることが大切です。
症状としては、目で見える血尿、検査でわかる血尿などです。腎盂尿管がんは、早期に発見できれば治療の選択肢も広がります。血尿が出た場合は、痛みがなくても放置せず、早めに泌尿器科を受診しましょう。
腎盂腎炎は、腎臓に細菌が感染して炎症を起こす病気です。尿道から膀胱、尿管を通って腎臓に細菌がさかのぼって感染する「尿路感染症」の一種で、特に女性に多く見られます。症状としては、38度をこえるような発熱、腰や背中の痛み、排尿時の痛み、倦怠感、寒気などです。
症状が急激に現れる「急性腎盂腎炎」と、慢性的に炎症が続く「慢性腎盂腎炎」があります。治療の基本は抗菌薬(抗生物質)の内服または点滴です。症状が強い場合や高熱が続く場合は、入院治療が必要になることもあります。
腎盂腎炎は、放っておくと腎機能の低下や敗血症といった重い合併症につながることもあります。発熱や腰の痛み、排尿時の違和感などがある場合は、早めに泌尿器科を受診しましょう。
おしっこが近くなったり、急な尿意ががまんできなかったり、トイレに間に合わずに尿をもらしてしまったりする症候群です。膀胱の知覚過敏、加齢、ストレス、自律神経の関与が原因と考えられています。治療は主にお薬の治療になります。難治性になると膀胱に直接、お薬を注射する治療もあります。
膀胱に炎症のような症状があるにもかかわらず、細菌感染が見つからないタイプの膀胱の病気です。「膀胱炎のような症状が続くのに、検査では異常がない」といったお悩みで受診される方の中に、この病気が隠れていることがあります。はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、膀胱の粘膜のバリア機能が低下し、刺激に敏感になっていると考えられています。
診断は、尿検査・膀胱鏡検査・問診などを組み合わせて行います。特に膀胱粘膜に潰瘍をともなうハンナ型間質性膀胱炎は厚生労働省の指定難病に指定されています。
症状の程度には個人差があり、日によって痛みや頻尿の強さが変わることもあります。長期間にわたって症状が続くため、生活の質(QOL)に大きく影響することも少なくありません。
間質性膀胱炎は慢性的な経過をたどることが多いため、症状を和らげながらうまく付き合っていくことが大切です。当院では、患者さん一人ひとりの症状に合わせて、以下のような治療を組み合わせて行っています。
お一人で悩まず、ご相談ください。
間質性膀胱炎は、見た目ではわかりにくい病気ですが、確かに存在するつらい症状です。
「検査では異常がないと言われたけれど、つらさが続いている」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、丁寧な問診と検査を通じて、患者さんに寄り添った診療を行っています。
排尿は膀胱と尿道の協調運動によってコントロールされています。この協調運動に問題が生じて、蓄尿機能と排尿機能がうまくいかない病気です。排尿障害、頻尿、残尿感、尿失禁、尿閉などの症状をひき起こします。
原因としては、加齢、糖尿病、脊髄の損傷、脳梗塞などがあげられます。尿がうまく排出できないので、尿路感染症や腎臓機能の低下のリスクが高まります。治療はお薬の治療や、自己導尿、カテーテル留置などがあります。

膀胱にできる“がん”で、同じ尿路にできる腎盂がんや尿管がんと特徴が似ています。(図1)
特徴的な症状は、痛くも痒くもない、肉眼で赤いおしっこが突然でることです。数日ででなくなり、また数か月後、同様の症状がでたりします。その間に病状は悪化したりします。早期で発見できれば内視鏡手術で治る可能性が高いため、肉眼的な血尿は放っておかずに専門医に診察してもらうことをお薦めします。
長期間、残尿が多かったり、尿がにごっていたり、排尿障害をかかえていたりすると膀胱内に結石が生じる病態です。原因として前立腺肥大症、神経因性膀胱、慢性膀胱炎などがあげられます。また、長期臥床、ステロイドの長期内服なども原因となります。根本的な治療は外科的治療となりますので、膀胱結石になる前に原因となる病気の治療開始をお薦めします。
TOP