女性の泌尿器科
女性の泌尿器科

泌尿器科は「男性が行く科」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、実は女性に多いお悩みには泌尿器の問題が少なくありません。頻尿・尿もれ・膀胱炎・骨盤臓器脱など、女性特有の身体の構造や、妊娠・出産・閉経・加齢によるホルモン変化が影響する泌尿器疾患は多岐にわたります。日本では尿もれに悩む女性は推計1,000万人以上ともいわれており、決して珍しい症状ではありません。
「年齢のせいだから仕方ない」「恥ずかしくて相談しにくい」と感じてひとりで悩んでいる方も多いですが、適切な治療や骨盤底筋トレーニング(エムセラ)によって症状が大きく改善するケースが多くあります。尿のお悩みは生活の質(QOL)に直結する問題です。我慢せず、まずは専門医にご相談ください。
当院では女性専用の診察室・待合エリア・トイレを完備しており、他の患者さんの目を気にせず受診いただける環境を整えています。女性のデリケートなお悩みに寄り添いながら、泌尿器科専門医が丁寧に診察を行います。予約なしでも受診いただけますので、気になる症状があればお気軽にご来院ください。
女性の泌尿器科では、膀胱・腎臓・尿管の病気に加え、骨盤臓器脱・尿道カルンクラ・閉経関連性器尿路症候群(GSM)・性感染症(STI)など、女性特有の疾患にも専門的に対応しています。また、尿もれや頻尿・骨盤臓器脱の改善に有効な骨盤底筋トレーニングやエムセラによる治療も行っており、できるだけ身体への負担が少ない治療法をご提案しています。
以下のような症状やお悩みがある方は、ぜひ一度ご受診ください。「よくあること」「年齢のせい」と思って放置していた症状が、治療によって改善できることも多くあります。
「こんなことを相談していいのかな」と思うようなデリケートなお悩みでも、専門医が丁寧にお話を伺います。安心してご来院ください。
膀胱炎は、細菌が尿道から膀胱内に入り込んで繁殖することで起こる感染症です。女性は男性に比べて尿道が短いため、細菌が膀胱に到達しやすく、膀胱炎を繰り返す方も多くいます。主な症状は頻尿・排尿痛・残尿感・尿の濁りなどで、抗菌薬による治療が基本です。再発性膀胱炎(年3回以上の再発)の場合は、原因を精査したうえで予防的な治療を検討します。性行為後や冷え・疲労・ストレスが引き金になることもあるため、生活習慣の改善も合わせて指導しています。
過活動膀胱は、膀胱が過敏になり急に強い尿意をもよおしたり、尿意切迫感とともに尿がもれてしまう(切迫性尿失禁)状態です。内服薬による治療や骨盤底筋トレーニング・エムセラが有効で、症状の改善が期待できます。「トイレの場所をいつも確認してしまう」「外出が不安」という方もぜひご相談ください。
腎盂腎炎は膀胱炎が悪化して細菌が腎臓まで達した状態で、高熱・腰の強い痛み・倦怠感・吐き気などの症状が現れます。膀胱炎の症状が出た際に放置してしまうと腎盂腎炎に進行するリスクがあるため、早期の受診・治療が大切です。入院が必要となるケースもあり、外来での抗菌薬治療を基本としながら重症例には適切に対応します。
尿路結石(腎結石・尿管結石)は、腎臓や尿管に結石が生じる疾患で、突然の激しい側腹部・腰部の痛みや血尿を引き起こします。女性でも発症することがあり、再発予防のための水分摂取指導や食事指導も行っています。
骨盤臓器脱とは、骨盤底の筋肉や靭帯が弱くなることで、膀胱・子宮・直腸などが膣から下垂・脱出する状態です。「陰部に何かが下りてくる感じ」「膨らみがある」「座ると違和感がある」「尿がもれる」などの症状が現れます。妊娠・出産・加齢・肥満・慢性的な便秘などが主なリスク因子で、特に出産経験のある中高年女性に多く見られます。
治療法は症状の程度や患者さんの希望に合わせて選択します。骨盤底筋トレーニングやエムセラなどの保存療法から、ペッサリー療法(膣内にリング型の器具を挿入して臓器を支える方法)、手術療法まで幅広く対応しています。「手術は怖い」という方にも、まずは保存的な治療からご提案しますのでお気軽にご相談ください。
尿道カルンクラは、尿道口(尿の出口)付近に生じる良性の小さな腫瘤(ポリープ状の突起)で、閉経後の女性ホルモン低下による尿道粘膜の萎縮が原因とされています。症状は排尿時の痛み・出血・外陰部の違和感・かゆみなどです。多くの場合は良性で、無症状であれば経過観察となりますが、出血や痛みなどの症状がある場合には外科的処置などが検討されます。更年期以降の陰部の異常はぜひ一度ご相談ください。
閉経関連性器尿路症候群(GSM:Genitourinary Syndrome of Menopause)は、閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)の低下によって、外陰部・膣・尿道・膀胱などに生じるさまざまな症状の総称です。外陰部・膣の乾燥・萎縮・かゆみ・灼熱感・性交痛・排尿痛・頻尿・尿もれ・繰り返す膀胱炎などが主な症状として現れます。
更年期以降、これらの症状で悩む女性は多いにもかかわらず、「年のせい」「仕方がない」と感じて医療機関を受診しない方がほとんどです。しかし、局所的なエストロゲン製剤の使用や保湿剤、生活指導など、適切な治療によって症状を大きく改善することが可能です。更年期以降のお悩みもお気軽にご相談ください。
クラミジア・淋病(淋菌感染症)・梅毒などの検査・治療を行っています。女性の場合、性感染症は症状が出にくいため、気づかないうちに進行していることが多くあります。クラミジアや淋菌などは放置すると骨盤内炎症性疾患や不妊の原因になることもあるため、気になる方は早めの検査をお勧めします。パートナーへの感染予防の観点からも、早期の検査・治療が大切です。
骨盤底筋とは、膀胱・子宮・直腸などを下から支える筋肉群です。妊娠・出産・加齢・更年期によるホルモン低下などによって弱くなり、尿もれ・頻尿・骨盤臓器脱などのトラブルが起こりやすくなります。
当院では骨盤底筋トレーニングの指導に加え、高密度焦点式電磁気刺激(HIFEM)技術を用いたエムセラによる治療を提供しています。エムセラは専用の椅子に座っているだけで骨盤底筋を効率よく鍛えることができ、1回の施術で約11,200回の筋収縮に相当する効果が得られます。手術や毎日の服薬が難しい方、身体への負担が少ない治療を希望される方にもお勧めです。
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